支部会員の活動と支部の活性化
支部長 高橋照夫(弘前大学)
昨今の我が国の農業を取り巻く情勢は,農畜産物の産地偽装や有害物の添加など食品の安全・安心を脅かす事件が続発していることもあり,信頼性のある食料供給体制の確立と自給率の向上が重要な課題になっています.東北地方は,我が国の主要な農業生産地であり,また各地の特産物が高い付加価値をもって市場に流通している特徴があります.こうした状況から当地方が安定した食料供給の場として今後ますます重要な地位を占めることは言を待つまでもありません.
当支部は,官学協調のもとに企業を含めた広範な分野の会員が,各地域の農業機械化において抱える問題の実際的な研究や,将来を見据えた基礎的課題に関する研究を行って来た経緯があります.今後ともそうした精神を生かし,高齢者や女性が主な働き手として活躍している地域の実情に配慮するとともに,時勢の動向を踏まえ,各地域の様々な問題に柔軟かつ果敢な姿勢で対処することが必要であり,それがまた当支部の活性化のもとにもなると考えます.支部会員皆様の活躍に期待する所以です.
当支部は現在,会員の漸減傾向をはじめとして,いくつかの問題を抱えていますが,今期体制では,支部会員,とくに若手会員の日常的な研究活動や業務活動を支え盛り上げるような方向にもっていけないか,という視点から支部活動の活性化対策に取り組みます.
○ 支部報の充実
支部報は学術誌的側面と情報誌的側面があり,内容の豊富さと多様さを保つという観点から,会員が日頃の研究活動で得られた成果を報文や速報として,また各方面のトピックなどを情報記事として,気軽に投稿できるように環境作りを進めながら,その充実を図りたいと思います.
○ 研究部会・若手の会の活性化
研究部会は,最終的には競争的資金の獲得を目指すものの,当面は会員が相互に研究成果や知見を持ち寄ることにより,プロジェクトや共同研究を立ち上げることができるように,体制つくりやノウハウの蓄積に努めてはどうでしょうか.また,若手の会の活性化についても20〜30才台の会員や農機関係者の要望を取り入れて対策を探りたいと思います.
○ 支部ホームページの積極的な活用
新しい情報を随時提供できるというホームページの特徴を生かすため,記事投稿やサイト管理が容易なブログ方式を取り入れてはどうかと考えます.支部大会や支部報など従来と同様の情報提供に加え,研究部会や若手の会の情報,地域や農機関連のトピックなどを,それぞれの担当者が簡単に投稿でき,かつ支部会員どうしが活発に交流しやすいサイト作りを図ります.
以上,今期体制の活動方針を簡単に述べましたが,支部会員皆さんの意見や提言,議論を歓迎しますので,どしどしお寄せ下さい.